【Pokémon TCG】CL横浜2023使用構築 ロストギラティナ

【まえがき】

 Yuki(@yukiii_sv)と申します。

 社会人になったこともあり、ここ3年半ほどブログの更新をストップしておりましたが、先日の9/17日(土)~18日(日)に行われた「チャンピオンズリーグ横浜2023」というポケモンカードの大型大会に初参加し、運よくDay1を突破してDay2に進出したことを機に記録として久しぶりにブログを更新をしたいと思い、本記事を執筆することにしました。

 本記事では、「チャンピオンズリーグ横浜2023」(以下「CL横浜」と称する)にて使用したリストの解説や個人的な環境考察、ほとんど環境を知らない状態からスタートした約1週間という短い調整期間の中で社会人である私がどのように考え、CL横浜に臨んだのかを本記事にて紹介します。

 

目次

 

 

【自己紹介】

 社会人プレイヤーです。現在は関東で活動をしております。

普段はShadowverseというゲームを競技的に取り組んでおります。

 私がポケモンカードに触れたきっかけは、友人の誘いからでした。

友人と一緒に遊んだ際に、デッキを借りてポケカの遊び方やそのデッキの回し方などを教えてもらいながら「こんな風に遊ぶんだ。」と感じた記憶があります。

それをきっかけにポケモンカードに興味を持ち、今年の2月にカードを買い始めて遊ぶようになりました。

 

ポケモンカードの主な成績】

シティリーグ:Season5 TOP4

       Season6 TOP8

チャンピオンズリーグ:横浜2023(本大会) Day1 7-2 Day2 2-3 176位

 

以下より本編になります。

 

【環境考察】

 まず始めに環境考察について触れていきます。

 今回は練習を開始した9/8に環境のTierリストを自分で作り、それを主な判断基準の軸として考察やデッキ構築を進めていきました。

 

 以下が個人的な環境Tierリストになります。

Tier1 裏工作パルキア ロストギラティナ

Tier1.5  ミュウ ヒスイゾロアーク レジギガス

Tier2  ロストバレット アルセウス系統

Tier2.5 ディアルガ 連撃ウーラオス

 

 

 CLの抽選結果を知るまで私はロストアビス・白熱のアルカナ環境については何も知らない、所謂ほぼ初心者に近いような状態と知識量でした。

そのため、CL横浜のような大きな大会に出場するにあたっては

今環境の中心にはどのデッキが多く存在するのか

それらのデッキはどのような動きをして、どれくらいのパワーがあるのか

デッキごとの相性や立ち位置の良さ悪さ

の3点を意識しながら考え、環境把握に努めました。

 

 特に②に関しては何も知識がない状態で回すことは変に思考や知識が偏ってしまい、良いプレイから遠ざかってしまう可能性があるため、自分で回す前に「だんのうら」さん(@dannoura0716)や「サーニーゴ」さん(@kawahitosi)等のYoutuberの方々が上げられている紹介解説・対戦動画などを見て基本的な動きを勉強しました。(仕事の関係上中々ジムバトルなどに行けないという理由もありました。)

 ある程度の動き方や回し方を把握した後は、ポケモンカードに誘ってくれた友人らにデッキリストの細部や動かし方などを教えてもらいながら一緒に考えてもらい、知識を効率よく吸収するようにしていました。

 

 パルキア裏工作とギラティナについては「柔と剛」という言葉が似合うほどそれぞれに違った良さのパワーがあり、環境のトップであることはすぐに判断することができました。次にそれらのデッキに対してギラティナで言えば「動き出せるまでの遅さ」、パルキアで言えば「雷弱点などの弱い部分」を突いたミュウやレジギガスなどのデッキが台頭してくることが予想されます。

 その他にも、Vガードエネルギーの追加によって耐久力が上がったゾロアークVstarが直近で数を増やしており、環境入りする可能性があることも予想されました。

 以上を踏まえると、「ギラティナVstar」「パルキアVstar」「ミュウVmax」「レジギガス」「ヒスイゾロアークVstar」の5デッキを環境の中心と考え、それらのデッキと戦えるデッキ選択を行うことが重要ではないかと考えました。

 

【デッキ選択について】

 今回CL横浜に出場するためのデッキ選択の主軸として、私は「パワー>メタ要素」を重視してデッキ選択を行いました。

 確かに、環境に対してのブレイクスルーとしてもメタデッキを選択することで環境トップと呼ばれるデッキを使用することよりも勝率が出るという主張があります。その主張にも勿論メリットが存在しますが、一方でデメリットも存在するため、それを踏まえて私がパワーを優先した理由は以下の3点です。

 

①「短期間でかつ、仕事もある中時間が限られている状態で環境やデッキへの理解度を他のプレイヤーと同じ域にまで高めることは極めて難しい

②また、環境上立ち位置は良いであろうメタデッキを握ったとしても、「そのカードやプレイが何に対して有効であるかがわからない。逆も然り、刺さると思っていたカードやプレイが実はミスや敗着となるプレイで、それに気づかずに何もわからないまま負ける可能性がある。

③「ある程度パワーの高いデッキを握ることで、自分が上振れるor相手が下振れるまたは欠損した場合にチャンスが回ってくるため、その時に1%でも勝てる可能性のあるデッキ選択した方が今回は分がある

 ①②を踏まえて、他のプレイヤーより劣っている私にとって最善の選択は③を中心として考えることで環境デッキ相手にも戦える他、想定外のデッキにも当たった際にも振り回されずに負けないデッキ選択をすることが有効であると考えました。

 

 この考えを基に数あるデッキが存在する中で私はロストギラティナを選択しました。

 ロストギラティナを選択した理由は以下の通りです。

Vstarポケモンを一撃で倒すことができる技を持っているパワーの高さ

ミラージュゲートによってエネルギー加速しさせながら柔軟にプランを組める点

カビゴンやウッウなどのサブアタッカーが豊富であること

キュワワーの特性:「はなえらび」やかがやくゲッコウガの特性:「かくしふだ」、「アクロマの実験」などドローソースが豊富であること

 

 デッキの有力候補の1つであった「裏工作パルキア」はエネルギー加速や裏工作にプランニングの柔軟性は高いものの、かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんで裏工作ラインを狩られてしまう可能性や、パルキアVstarがギラティナに不利を取ってしまう可能性、プレイ難易度が難しいことを踏まえて今回は不採用としました。

 

デッキリスト

CL横浜 Day1使用構築 ロストギラティナ 【デッキコード】:pSE3y3-MWNmn6-3pyyMp

【デッキ概要】

 ギラティナVStarを主軸として、ギラティナVstarの技「ロストインパクト」や「スターレクイエム」による攻撃性能の高さ、ウッウやゲッコウガカビゴンなどのサブアタッカーによる柔軟な立ち回りを行いながら、攻撃的に攻めていくことをメインコンセプトとしたデッキです。

 ロストゾーンをテンポよく貯めながらミラージュゲートを駆使し、柔軟にエネルギーを加速することができる点が唯一無二の強みであると考えています。

大きなお守りで耐久ラインを引き上げたり、頂きへの雪道+ツツジを採用することによってミラー戦にも強くし、終盤の捲り性能を高め、攻めと守りのバランスを両立させながら安定感を意識した構築に仕上げました。

Day1→Day2では「ロストスイーパー」の枠を「こだわりベルト」に変更

【CL横浜でのマッチング】

【Day1 7勝2敗 Aグループ112位通過】
ディアルガ 先 2-6 ×
アルジュラ 先 6-0 ◯
アルセジャロバレット 後6-0 ◯
ロストバレット 後6-0 ◯
パルキア 後 6-2 ◯
ミュウ 後 3-6 ×
パルキア 後6-2 ◯
アルセウスバレット 後6-2 ◯
ロストギラティナ 先 6-3 ◯

 

【Day2 2勝3敗 最終順位172位】
ロストバレット 先3-6  ×
アルセウスギラティナ 先 4-6 ×
アルセウスジュラルドン 先 6-4  ◯
ロストギラティナ 先 6-3 ◯
アルセウスギラティナ 先 4-6 ×

 

【従来のギラティナ構築との差異】

次に、従来のロストギラティナ構築との差異について触れていきます。

今環境のロストギラティナ構築は人によって違いはあれど、ロストマインの「ヤミラミ」が1枚採用されやすい傾向にあります。


【デッキコード】cc8YK8-CAMJrg-cK8c8c

【ポケカ】ギラティナVSTAR優勝デッキレシピまとめ | ポケカ飯

09/08(木)ジムバトル:優勝 ロストギラティナより引用。

 また、今回のCL横浜の優勝者の構築にもヤミラミが採用されております。

 

 ヤミラミを採用することによって以下のメリットが生まれると私は考えています。

①ロストマインによるマナフィを貫通したダメカン分散が可能。

②ふつうのつりざおと組み合わせることでダメカン12個のばら撒きをもう一度行うことができ、サイドの複数枚取りのプランを狙える。

 

 しかし、私は以下のデメリットからロストマインヤミラミを採用することによるメリットよりもデメリットの方が大きいと感じ、今回不採用に至りました。

ヤミラミスタートしてしまった場合、終盤まで温存するために回収ネットや入れ替え札を1枚消費しなくてはならない。

②ロストが10枚貯まった場面においてロストマインよりもギラティナVstarのスターレクイエムを打ってゲームを終わらせに行く場面の方が多い。

③ロストマインによるばら撒きに私自身が不慣れであったため、ロストマインを使用することで勝てる場面よりも敗着を踏んでしまう可能性がある。

 以上のデメリットと私自身のプレイヤースキルを踏まえて、今回ヤミラミの不採用に至りました。また、後述しますがヤミラミの採用の是非以上に、私はロストギラティナの構築の課題点を可能な限り解消するアプローチが必要であると考えました。

 

【ロストギラティナの課題点とそれに対してのアプローチ】

 先ほど述べたロストギラティナの課題点とそのアプローチについて触れていきます。

私がギラティナを触り始めた初期段階では、以下の2点がこの構築の課題であると感じていました。

初動の盤面展開の要求値の高さとリソース

→①クイックボールのみであるとコスト1枚切ってしまうためハンドの消費が激しいことや、初手でクイックボールを何枚も引けるという保証もないため、満足に盤面展開ができない場合に立ち回りや動きの幅が狭まってしまうことが考えられます。

また、ミラー戦やパルキア戦、ミュウ戦においてギラティナ2面展開が必須ですが、1面しか展開できない場合にギラティナVを置くタイミングが中々見つからず、押し切られてしまう展開も考えられます。

 

中盤以降必須なギラティナVstarやミラージュゲート、ボスの指令を安定して揃えづらく、引きによって偏差が生まれてしまう。

→②ドロー枚数を増やすために「アクロマの実験」の他に「かくしふだ」が重要となりますが、エネルギー管理がシビアなデッキでもあるため、「かくしふだ」を使うか悩む場面が生まれやすいことが考えられます。

 

 ギラティナデッキの性質上確定サーチがなく、ドローによる縦引きに頼らなければならないデッキであるため、避けては通れない道ではあります。しかしこの2点を解消しなければ長いラウンドで安定して戦うことは難しいと考え、課題を解消をする必要性があると感じました。キバナなど様々なカードを試しましたが、私はバトルVIPパスとキャプチャーエネルギーをそれぞれ3枚ずつ採用することでこれらの課題点を可能な限り解消させることにしました。

 

 バトルVIPパス...昨今のポケモンカードゲームでは、ポケモンVstarやVmaxが主軸のデッキが多く、初動からいかに進化元であるVポケモンを複数展開できるかが重要であると考えているため、初ターン限定カードではありますが、コスト消費なしでたねポケモンを展開することを重視して採用しました。

 

 キャプチャーエネルギー...本デッキではキュワワー2面展開をし、逃げながら1ターンに2枚はなえらびを使用することが重要であるため、潤滑油として重要であること。また、展開しきった中盤以降は「かくしふだ」のコストとして躊躇いなく切ることができるため、「かくしふだ」によるドローの回数を増やすためにもキャプチャーエネルギーは必要であると考え厚く採用しました。

 

 これらのカードを採用したことで課題であった①②に対して、安定した展開によって余裕を持ってプランが作ることができます。また、中盤以降に必要な札を揃えられる確率を上げながら勝ちパターンの再現に可能な限り近づけ、課題点を解消するアプローチを取ることができることができたため、今回使用した60枚に固めることができました。

 

【基本的な立ち回りと大会中に意識していたこと】

~初動で目指したい盤面と立ち回り~

キュワワー

ベンチ:キュワワーギラティナ2面展開+かがやくゲッコウガ
1面を必ず空けることを意識し、ネオラントVやウッウなど、場面に応じたポケモンを確実に置ける状態にすることを意識します。

全体のゲームではキュワワーのはなえらびやアクロマの実験を使用しながら、ロストゾーンを貯めつつハンドにリソースを抱えていき、ロストゾーンが7枚に到達したらミラージュゲートを打ってエネルギー加速をさせながらその盤面や対面にとって最善であろう択を取り続けていきましょう。(あまり対面ごとの立ち回りまで煮詰められなかったのもあり、アドリブが多かったです。)

相手から次何の技が飛んでくるのか、こっちはどこで非Vアタッカーを絡めながら相手に2-2-1-1のような最低4回以上攻撃させてこちらは2-2-2または2-2-1×2のような3回でサイドを取り切るとができるのかを意識して立ち回っていく。

 

~先攻を選択する~

→後攻特化のギラティナ流行っている中ではあるが、先攻を選択する理由として、

パルキア対面では先2しゅりけんによるキュワワーギラティナVへのダメカン刻みプランがどうしても厳しいこと

②ミュウ対面においてはこちらが先にギラティナを2面展開し、進化までたどり着けないと相手のパワータブレットorこだわりベルト+メロディアスエコーorテクノバスターでギラティナVを食われてしまう可能性がある。

③ロストの貯まるスピードを特に重視するのはロスト対面のみであるが、BO1であるCL横浜においては先攻後攻を選択する時点では相手のデッキが何かわからないため、①②を踏まえると非常にリスキーであること。

の3点が挙げられるため、じゃんけんに負けてしまった場合を除いて、こちらは先攻を取ることが重要であると私は考えています。

 

以上が私が本大会で意識していたことと、簡易的ではありますが立ち回りになります。

最後にまとめです。

 

【おわりに】

最後まで本記事を読んでくださりありがとうございました。

当選通知から1週間、PJCS環境以降何も知識がない状態からのスタートでしたが、練習に付き合ってくださった方々や応援をしてくれたり、辛くなった時に背中を押してくれた人たちのおかげで初参加のチャンピオンズリーグにも関わらず、Day1を突破して次回のCL京都の優先権を手にすることができました。

特に構築とプレイをDay2の朝まで一緒に煮詰めてくれたゆうくん【@yukkuriyun】とリップル@Ripple_0514】には感謝してもしきれません。自分一人で勝つことは絶対にできなかったと思うし、仲間が居たからこそ掴み取れた勝利だと思っています。

この場でお礼をさせてください。本当にありがとうございました。

 

次回のCL京都では、Day2で感じた実力不足や悔しさをバネにリベンジをしたいと思います。

 

質問や要望などがありましたらTwitter:@yukiii_svまでよろしくお願いします。

 

【VGC2019】INC February 使用構築 明鏡止水トルネオーガ

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INC Februaryにて使用。

リップルさん【@Ripple_0514】イサミさん【@Lucario_isa】と共同制作し、共有して使用。

 

戦績

神威 最終レート1803 25-4

リップル  最高レート1753

イサミ  最高レート1721

 

まえが

 カイオーガとゼルネアスを主軸にトルネロスなどを組み合わせた構築で一部ではしょうもな6とも言われているアーキタイプ

 先日行われたDEXオフに参加した際に、参加者の使用構築にグラゼルネ構築が多かったことからグラゼルネを徹底的にメタを張ったptをメインロムで使用したが、実際に蓋を開けてみるとグラゼルネ構築はあまりおらず、ルナオーガやルナゼルネなどのルナアーラを主軸にした構築やイベルタルの入った構築が多かったことからこの構築では勝てないと判断し、急遽構築を1から作り直しこの構築に固まる。

 

構築経緯

 まえがきでも前述したようにルナアーライベルタルが多かったINCの環境の中、イベゼルネ構築やグラゼルネ構築を使用する事も考えたが、練習段階で以下の点が浮き彫りになり使用することを断念した。

 

f:id:kamui1226:20190227070712p:plainf:id:kamui1226:20190227070724p:plain…メインロムで知り得た情報から環境へのメタにはなり得るが、プレイングや立ち回りが繊細で1つのミスで崩れやすくINCのようなインターネット大会で使用するにはプレイヤーへの要求値が高いと判断。

f:id:kamui1226:20190227070631p:plainf:id:kamui1226:20190227070724p:plain…ゼルネアスは文句なしに強いがグラードンに問題があり、メインウエポンである断崖の剣を外してしまうことが自分のゲームプランの崩壊や大きな負け筋に繋がることが考えられ、45戦という限られた試合数の中で負けに繋がる要素を常に抱えながら試合をしたくないと判断。

 

 メインロムを潰してしまい途方に暮れている中、普段から仲良くしてくれているリップルとイサミから「構築くれ」と連絡が来たためINC当日に3人で通話をし、やはりこのルールで一番パワーのあるカイオーガはどうかという提案をもらい、カイオーガを軸に構築を組む形で話が進み構築作成がスタート。

 あまり構築記事が公開されておらず、情報も閉鎖されてしまっている中で以前Twitter上でアカヌマさんがツイートされていたトルネオーガ構築を思い出し提案。正直な話情報操作なのではないかと内心疑っていたが、時間もあまり無かったためその構築をベースに1から自分たちで考えて組み直し、実際にフレ戦で練習をしてみるとカイオーガに対して晴れだけで見ようとしている甘えたグラゼルネ構築にまず負けないことや、ゼルネアスがルナアーライベルタルに対して強いことがわかり、全員が納得してオーガゼルネ構築を採用する形で話が着地し、INC本番で使用をすることにした。

 

個体解説

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 カイオーガこだわりスカーフ

性格:ひかえめ 特性:あめふらし

実数値(配分):175-*-111-222-160-142(0-*-4-252-0-252)

配分詳細

B…余り

C...火力を重視したいので全振り 

S…準速

技構成

しおふき:一致遂行技。上から2体同時に重火力を押し付ける役割。

こんげんのはどう:一致遂行技。HPが削れてしまった後にカイオーガを使う際に一定の火力で2体同時に攻撃する役割として。基本的に潮吹きで事足りるが、保険の為採用。

かみなり:相手のカイオーガイベルタル、苦手とするドクロッグに対して打点を持つため。追加効果のおまけもあるため採用。

ねっとう:一致遂行技。相手のポケモンワイドガードがあることがわかった後に腐らないようにするため。命中安定技でもあることからこんげんのはどうを押す思考や回数を減らせる点でも優秀。

 

 一般的なスカーフカイオーガ。この構築のエースで上から常に潮吹きや根源の波動で重火力を押し付け、相手に大きな負担をかけることができるという特徴が自分の肌に合うポケモンだった。

 この構築の勝ちパターンの1つとしてこのポケモンでどこまで相手を削り、負担を掛けることができるかが重要となってくる。INC本番も上から重火力を押し付けるだけでイージーウィンできてしまう試合も多く、使用プレイヤーへの負担が少なかった点も高く評価している。

 性格が控えめである理由はスカーフオーガミラー以外に臆病であるメリットがないことや相手に押し付ける火力が足りなければ意味がないと考えたことや、準速に設定しておくことで特性の発動順で相手のSを量ることができる上にこちらのカイオーガのSがバレたとしても潮吹きで上から押し付けるという役割は変わらないためデメリットをあまり感じられなかった点においても優秀だったことから控えめを選択した。これが本番でも問題なく機能したことからこの選択は正解であったと筆者は考える。

 

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ゼルネアス@パワフルハーブ

性格:おくびょう 特性:フェアリーオーラ

実数値(配分):202-*-115-183-118-166(4-*-0-252-0-252)

配分詳細

H…余り

C...最速なのに耐久を上げる理由もないため全振り 

S…最速

技構成

ムーンフォース:一致遂行技。マジカルシャインで足りない火力を補うために

マジカルシャイン:一致遂行技。相手のポケモン2体同時に火力を押し付けて削るために

ジオコントロール:このポケモンの核となる積み技。

守る:役割を考慮する上で必須。

 

この構築の2体目の禁止伝説枠。ジオコントロールによる積みからの全抜き性能を持つ。

アルカナさんがサンルールで使用されていた耐久に多く配分を割いたゼルネアスが環境に多い中、性格を臆病にした理由は以下の通りである。

・ゼルネアスミラーでSが負けていることで必ずどこかで不利になる状況が生まれる

・そもそもの話オーガで上から削ることが大きな勝ちパターンのため、更に上から火力を押し付けるため

・Sを落とすことでイベルタルに上からはたきおとすを打たれる状況を最大限無くすため

ただ最速にするだけでもこういったメリットが生まれる上にこの構築のコンセプトと配分が一致するため自然とまとまりができパワーを上げることができる。本番でも最速ゼルネアスだからこそ拾えた試合も多かった。

必ずしも流行っている配分が正解ではなく配分1つにおいてもきちんとその構築に合っているか、そのポケモンの強みを活かせているかなど常に疑いを持ちながら組むことが大切で、そういった要素が綺麗に噛み合ってまとまるからこそ理にかなった構築になるのだなとこのポケモンを通して改めて再認識した。

 

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トルネロス@ヒコウZ

性格:おくびょう 特性:いたずらごころ

実数値(配分):155-*-90-177-100-179(4-*-0-252-0-252)

配分詳細

H…余り

C...火力を落としたくないため全振り 

S…最速

技構成

ぼうふう:一致遂行技兼ヒコウZベース技。
ちょうはつ:相手のゼルネアスのジオコンや追い風やトリックルームなどの補助技の妨害として
あまごい:グラードン構築から天候を確実に奪うため。炎技の火力を下げる役割にも。
おいかぜ:S操作技。追い風を使うことでスカーフカイオーガがジオコンを積んだゼルネアスの上を常に取りながらゲームを進めることができる。

 

この構築のS操作枠兼Z技枠。ヒコウZを持たせることによって盤面が晴れ状態であっても1回だけ外しを気にせず暴風Zを相手に撃つことができる点や余裕のある相手に対しては追い風Zを撃つことで重火力を更に重いものにすることができるなど柔軟な動きができる。持ち物の候補にきあいのタスキも上がったが、追い風を打って早々に退場した方が一旦引いたスカーフオーガやゼルネアスを綺麗に着地させることができるのも魅力の1つである。

いたずらごころが7世代に入って弱体化したにも関わらず、いざ使用してみると相変わらず強い特性であると強く感じた。ゼルネアスに対して上から挑発を撃つことができるだけでも大きく、ゼルネアスにジオコンを積まれる場面が急激に減りプレイヤーの精神面においても負担を減らすことができた。DEXオフでファイアローを使用した際には猫騙しを撃たれると上から撃つことができないことが不便に感じたが、このポケモンはいつでも上から追い風を撃つことができるため、猫騙しをされた後でもきちんと自身の役割を遂行することができる点において非常に優秀なポケモンであると感じた。

特に雨乞いがとても強く、技構成でも前述したようにカイオーガ構築をグラードンの晴れだけで見ているような甘えた構築やプレイに対して咎めるように天候を奪い、一方的に水技を通すことができる。この雨乞いでほとんどのグラゼルネをカモにし、コウヘイさんが使用していたグラゼルネ以外に負けることは1度も無かったことから自信を持ってこの技は強いと言える。

 

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カミツルギきあいのタスキ

性格:ようき 特性:ビーストブースト

実数値(配分):135-233-151-*-151-177(4-252-0-0-0-252)※リップル使用配分

神威、イサミが使用した配分は耐久調整を書いたメモを間違えて削除してしまったため書きません。リップルが使用した配分の方が理に適っているのでもう一度潜れるならこの配分を使うと思います。

配分詳細

H…あまり

A…火力を落とさないために全振り

S…最速

技構成

リーフブレード:一致遂行技。主にカイオーガグラードンに役割を持つために。

せいなるつるぎ:主にガオガエンへの打点の確保

はたきおとす:ゼルネアスのパワフルハーブをはたき落とせる点やルナアーラなどに対して打点を持つために

おいかぜ:トルネロスが選出できない構築に当たってしまった際に第2のS操作要因として。ほぼ使わなかったので守るで良い

 

主にこの構築のフィニッシャーとしての役割を持つ。持ち物の候補にとつげきチョッキもあがっていたが、INCというインターネット大会の場においてきあいのタスキというアイテムを持っているだけで急所によって負けるという運負けを最大限回避できる点を評価してきあいのタスキを採用した。

実際にタスキカミツルギの単体性能はかなり高く、裏から出てきた際の相手にかける圧力と使用者の安心感はとても大きくビーストブーストによる全抜き性能要素は伝説ポケモン並である。

基本的に先発で出すことはほとんど無く、裏に控えさせてギリギリまで相手に「カミツルギは居ないのでは?」と思わせ、バレないようにした上で最後に出して最後の掃除をさせるような動きをさせることが大切だと筆者は考える。

前述したようにトルネロスが出せない構築に対しての第2のS操作枠として追い風を採用したが、そもそもトルネロスを出せない試合がほぼなく、そういったマッチアップの試合ではガオガエンを選出した方が強いことが多かったことや、相手の構築の軸がトリックルームであった場合に守ることができないのはとても不便だと感じたことからこの技の枠は守るで良いと考える。守るという技は負け筋になる可能性にもなる技で、下手な守るをするor持たせるより強気の行動の方が勝ち筋を探す点で評価してカミツルギ単体のパワーを上げるために守るを採用しなかったが、中途半端な保険によって技枠を1つ潰してしまった上に行動も歪んでしまったことからこの構築の一番の反省点である。

 

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ガオガエン@フィラのみ

性格:わんぱく 特性:いかく

実数値(配分):202-136-132-90-126-87(252-4-76-0-124-52)※6V個体

配分詳細

HB…

222断崖の剣 168-200
189不一致珠馬鹿力 169-200
172不一致+1馬鹿力 178-210(12/16で耐え)
233不一致聖なる剣 120-142

アルカナさんが使用されていたガオガエンの配分を使用。

 

技構成

フレアドライブ:一致遂行技。主にオーガゼルネの苦手とする鋼タイプ全般に

バークアウト:ルナアーラ構築に対して強く出ることができるために採用。とにかくこの技がムーンルールにおいても強く、ゼルネアスやカプテテフなどの特殊アタッカーにも刺さるので下からはたき落とすなどをするよりもこの技を採用する方が有意義だった。

とんぼがえり:威嚇を絡めたサイクル戦を仕掛けたり、猫騙しをもう一度打てるようにするために採用

ねこだまし:こちらの行動を通すためや相手の行動を妨害できるため

 

多くの方に認知されているB振りバクアガエン。サンルール時にも似た配分の個体を使用したが、威嚇やバークアウトを絡めながらピンチベリーによって居座り性能がとても高いモンスターと化した。

基本的にトルネロスが選出しにくい、腐りやすい日食ネクロズマソルガレオルナアーラ構築に対して選出をした。

これはINC後に知ったことだがBのラインを132から134に上げることによって222グラードンの断崖の剣ダブルダメで確定2耐えをすることからこういった耐久ラインもきちんと見直すことが重要だと反省している。

 

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モロバレル@ウタンのみ

性格:なまいき 特性:さいせいりょく

実数値(配分):221-*-113-105-121-0(252-0-180-0-76-0)※S0個体

配分詳細

C
・176-160カイオーガに草結び 90-108(51.1~61.3%)
・135-152カミツルギに233イカサマ 56-66(41.4~48.8%)
・135-152カミツルギに202イカサマ 48-57(35.5~42.2%)
BD
・222雨潮吹き+177暴風 178-211
・154フレアドライブ 186-218

このモロバレルもアルカナさんの配分を使用した。

技構成

キノコのほうし:採用しない理由がない

いかりのこな:横のゼルネアスやカイオーガへの攻撃を吸い、横の役割遂行をしやすくするため

イカサマ:このポケモンが苦手とするカミツルギや日食ネクロズマに対してきちんと打点を持つため

くさむすびカイオーガグラードンに対しての大きな打点

 

一般的?なモロバレル。採用はしていたものの本番では一度も出すことがなく、完全な見せポケモンとなっていた。構築単位でドクロッグが重かったり、オーガトルネゼルネミラーへの回答を用意するために他のポケモンで恐らく良い。しかし、雨+モロバレルという並びで圧があることを踏まえるとこのまま採用したままで良いとも考えられるので要検討枠。

練習の段階ではとても強く、よく考えられているポケモンだなと感じた。

 

選出パターンと立ち回り

基本選出

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 基本的にどの構築に対してもこの4体で完結する。

カイオーガの潮吹きがそのまま通せるような相手であればトルネロスは相手の構築に合わせた技選択+潮吹きで場を荒らし、裏のゼルネアスやカミツルギで全抜きを狙う。

 それぞれの役割ややることはほとんど決まっているため、思考プロセスが少なくイージーウィンができる試合も多かった。

対オーガルンパ

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オーガルンパに関しては初手にオーガルンパで投げられ、ミズZなどで荒らされてしまうことからこの選出。

初手でトルネロスは追い風、カミツルギはオーガ方向にリーフブレードを押す。

こうすることで

トルネロス方向に猫→リーフブレードカイオーガに通り、次のターン追い風を貼って裏のゼルネアスがジオコンを積んで全抜きできるような状況を作る

カミツルギ方向に猫→追い風が通るため裏から出てきたゼルネアスが上からジオコンを積んで全抜きを狙えるゲームプランを取ることができる

といったどちらもゼルネアスのジオコントロールから全抜きをするゲームプランだが、有利に試合展開を進める上で必要な選出、立ち回りが可能である。この立ち回り案をくれたリップルにはとても感謝している。

ルナアーラ、日食ネクロズマ

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基本的にはガオガエンを選出する。

ガオガエンが輝くマッチアップで猫やバークアウトで妨害しながらカイオーガで場を荒らし、裏で掃除をする。日食ネクロズマソルガレオに対しては早々に処理をしてゼルネアスが動かしやすいような状況を立ち回りで作っていくことが重要となってくるため決め打ちなどはしていない。

 

終わりに

INC Februaryに参加された方々お疲れ様でした。

毎年普段ポケモンをしていないのにも関わらず、ふらっとジャパンカップ系統の大会だけやってそれなりの戦績で終わるという流れがもう恒例となってしまって僕自身もこの時期が来たかー。という感覚でなんとなくストイックにポケモンをしています。良くない。しかし、毎年ジャパンカップに参加していくにつれて最高レートや戦績を更新することができ、今回もかなり高い勝率での成績を出すことができました。

しかし、1800報告やマッチング報告がなかったことやここから溶かしてしまうのではないか?という恐怖から1803の状態で止めてしまい、ほぼ間違いなく予選抜けボーダーには乗れていないと思います。こういった「大丈夫だろう」という慢心や恐怖に打ち勝つことが今後の僕の大きな課題だと思います。

このゲームに対しての見方や考え方は変わっていくものの、ポケモンをする上での根幹となる部分は現役でやっていた頃より衰えていないことが一番嬉しく、安心します。その中でこうして毎年自分が成長していっているのも実感し、人間成長し続ける生き物なのだなと改めて思いました。1800チャレンジで勝った時は勝利したこと以上に自分の壁を1つ超えた実感がして本気で喜びました、叫びました、泣きました。20歳になっても本気でゲームを楽しむことができるのは良い意味でも悪い意味でも素晴らしいことなのではないかなと思います。

 リップルとイサミに関しては普段ポケモンをしていないのにも関わらず僕を頼ってくれて一緒に構築まで組んでくれて本当に感謝しています。二人に対してこの場を借りてお礼をさせてください。ありがとう。

ウルトラルールは抜けたらやるつもりでしたが、恐らく抜けていないと思うのでノータッチのまま僕の7世代はここで終わりです。7世代はどの年ももう少しなのに勝ちきれなかったのが悔しいですね。

また何かの機会があればポケモン頑張ろうと思います。

 

質問などあれば@yuki_kamuipokeまでお願いします。

 

【VGC2018】ジャパンカップ使用構築 コケコバナグロスグッドスタッフ

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JCS2018でメインサブ共に使用。

ジョンソンさん【@jhonson_639】くろゆきのさん【諸事情によりTwitterIDは無し】と共同制作。

 

戦績

神威 最高レート1703

ジョンソン 最終レート1725(ランキング65位)

 

まえが

メガメタグロスとメガフシギバナを軸にしたアーキタイプの構築。

海外(恐らくコスタリカ)での大きな大会で上位に入った構築まとめの中にコケコグロス+メガフシギバナが加えられている構築が入賞したことをくろゆきのさんから聞き、神威、ジョンソンさん、くろゆきのさんの3人で考察・調整を開始しこの構築に固まる。

日本海外共に環境にレヒレグロスが増加・流行していたこと、JCSネット予選本番でもこの手の構築が多く存在することが予想されたことから、このメガフシギバナがメタとして調整段階から有利に機能することを知り採用する形となった。

構築の骨組みはEMOLGAMEに投稿されているライジングさんの速攻コケコグロスを参考にし、配分などを3人で相談しシェア。試行錯誤しながらこの構築に行き着く形となった。

 

 個体解説

 

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メタグロスメタグロスナイト

性格:意地っ張り クリアボディ→硬い爪

175-172-151-*-125-118(156-12-4-*-116-220)

メガメタグロス

175-183-171-*-145-158

H:16n-1

HD:147カプコケコのEF10万ボルトベースデンキZ 85.7%〜101.1%

  233メガゲンガー(パメラゲンガー)のシャドーボール 83.4%〜99.4%

S:最速霊獣ランドロス抜き

技構成

アイアンヘッド:一致遂行技。広い範囲で削る役割を持つ。削ることが目的なので怯みに期待はあまり気にして無い。

じだんだ:コケコやガオガエンなどに役割を持つため

冷凍パンチ:ランドロスメガボーマンダやサンダーなどに役割を持つため

バレットパンチ:BO1の特性を活かす為に初見殺し要素。微妙に残った相手を上から削って押し込む為に

 

耐久に割いたメタグロス。攻撃耐久面どちらでも安定していて自分の肌に合うポケモンだった。

勝ちパターンの1つとしてこのポケモンで如何に削ることができるかが鍵となる

バレットパンチはBO1の初見殺し技として優秀だが、コケコグロスの記事が公開されてしまっており有識者にはすぐバレてしまう為読まれやすいと感じた。自分はバレットパンチを読まれることがJCS中ほとんどなかったが、安易に撃つと負け筋にもなり得る技なので採用、使用する際には気をつけて使うことが望ましい

 

 

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カプ・コケコ@デンキZ

 

性格:控えめ エレキメイカ

149-*-106-156-97-182 (28-*-4-212-12-252) ※ジョンソン使用配分

145-*-105-161-96-182 (0-*-0-252-4-252) ※神威使用配分

ジョンソン使用配分詳細

HD:リザYの晴れ熱風のWダメを高乱数で耐え

C:175-145のメガメタグロスに乱数50%  160~189ダメージ(91.4~108%)

  これにメガメタグロスのバレパンと合わせると両方最低乱数引いても確定 15~18ダメージ(12.5%~15.4%)

  200-129のガオガエンに低乱数1発 (89%〜105.5%)

S:準速

技構成

10万ボルト:役割遂行兼デンキZベース技

ボルトチェンジ:横のポリゴン2トリックルームをする際に裏のポケモンに繋げる役割。威嚇回してサイクル勝ちを狙いたい時滅び構築への立ち回りの選択肢を増やすため。フィールドの奪い合いでも重宝する

マジカルシャイン:主にジャラランガペルシアンRをターゲットに。広い範囲で削る際にも使用する 

守る:役割を考慮する為に必須

 

この構築のZ枠その1。メタグロス以上にこのポケモンで如何に削ることができるかが試合をする上で重要になってくる。控えめにした理由は以下の通り

・現環境ではc147コケコのEFデンキZを耐えてくる調整のメタグロスガオガエンが多く、一撃で落とすことで相手のゲームプランを崩壊させるため

グロスを選出した時に取るor考えられるゲームプランがアグロプランであることが多いことからアグロパワーを底上げするため

・そもそもの話最速にするメリットが少ない。

という理由で提案し採用。本番でもこれが上手く機能し、役割対象の多くを潰すことができた。

Sラインを落としたことでカプコケコ同士の同速勝負を仕掛けられなかったり最速メガボーマンダに抜かれるというデメリットが考えられるが、Sが遅いことがわかっているからこそ、JCS本番の舞台でリスクのある選択をせずケアや安定した行動を常に選択できたのでそういった意味でこの選択は正解だったと思う。

 

 

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ガオガエン@ピンチベリー

性格:意地っ張り 特性:威嚇

200-165-111-*-129-81 (236-116-4-*-148-4)

H:4n

A:11n

D:147カプコケコのEF10万ボルトベースデンキZ 84.5%〜99.5%

200カプテテフのムーンフォース 42%〜49.5%

技構成

フレアドライブ:メインとなる遂行技。ピンチベリーとの相性も良くとても使用感が良かった。

叩き落とす:カビゴンなどピンチベリーを持っているであろうポケモンへの役割遂行として。

けたぐり:カビゴンやガルーラ、ツンデツンデなどに役割を持つため

ねこだまし:相手の行動を止めるためやポリゴン2トリックルームを起動する際のサポート兼トリルアタッカーとして

EX

ドレインパンチ:神威がJCSにてけたぐりの枠で使用。

前述したけたぐりの役割対象場+ラッキーへの打点を少しでも伸ばすためと場持ちを良くし、威嚇を撒く際に必要となる受けのHPを増やす為に採用。対ラッキー戦ではこれが機能して拾えた試合も多い。

馬鹿力はこちらがラスト2になってしまった時に安定した火力が出せない為NG

 

この構築の威嚇枠。対リザードンにも強く安定した場作りができる。

サイクル戦、トリルアタッカー共に優秀で採用しない理由はなく、本番でも良い活躍をしてくれた。

叩き落とすは主にカビゴンなどのピンチベリー持ちやZの有無の判断などに使うことができるが最も大きな利点は再戦である。予め叩き落としておくことで再戦をする際に持ち物や型を考慮して行動をすることができる為、BO1形式のJCSだが、DDラリアットより採用する意義は十分にあったと思う

 

 

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ポリゴン2@進化の輝石

性格:生意気 特性:ダウンロード

191-*-114-130-154-58 (244-*-28-36-196-0) *S0個体

H:16n̠̠̠−1

B:余り

C:10万ボルトで177-150カプ・レヒレ 33.8%〜40.6%

C↑1+EF10万ボルトで156-130メガメタグロス 49.3%〜58.3%

D:11n C161手助け雨ハイドロポンプベースミズZ 85.3%〜101%

S:最遅

 技構成

10万ボルト:カプレヒレやリザY、ペリッパーに役割を持つため。ガオガエンなどにも打てるので採用。することが無く困った時の中間択の1つとしても使える。

冷凍ビーム:この構築ではメガボーマンダランドロスが重くなりがちなので処理ルートを増やす為に採用。

追加効果で拾える試合も多く採用しない理由がなかった

トリックルーム:このポケモンの採用の大きな理由の1つ。トリックルームによって雨や追い風をする構築などに対して有利な盤面でゲームを進めることができる。

 自己再生:場持ちを考えた時に必要になってくる技。自発的に回復をすることができるのもこのポケモンの利点の1つである。2回目以降のトリックルームを貼る際に相手の守るに合わせて撃つことで常に高HPを維持しながらゲームを進めることができる。

 

配分は威嚇環境であったことから特殊技が多く飛ぶ環境になり、こちらの構築にもガオガエンによって威嚇を撒くことができるため、特殊技を受けられるようにHDベース。

採用当初あまり信用をしてしていなかったが、このポケモンを採用したことで構築の安定性が一気に増した。前述したような理由に加え、雨やリザY、レヒレグロス構築に有利に機能してくれた。

普通に選出しても期待以上の役割をしてくれた。クレセリアと違い置物になりにくいのもこのポケモンの大きな利点である。

 

 

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オニシズクモ@ミズZ

性格:勇敢 特性:水泡

175-134-112-*-153-42 (252-252-0-*-4-0) *S0個体

アクアブレイク:遂行技。ミズZのベース技としても。

虫食い:ピンチベリーを持っている相手に対してとても有効に機能する。前述した様に再戦をした際に情報がわかる為この技が活躍をしてくれるのでとても優秀だった

 身代わり:身代わりが絶妙な形で強かった。雨ハッサム相手に盤面を整えながら身代わりを貼り、そのままフシギバナ+シズクモの並びで終わらせた試合もあった。EF、MFなどが無い盤面ではモロバレルのキノコの胞子が厳しいという課題点があった為採用

守る:トリックルームなどで盤面を作るためや相手の役割遂行を考慮して。

EX

ワイドガード:神威が使用。バンドリマンダやランドロスの岩雪崩などを貰って運負け云々を言いたくなかったこととコケコを意識して選出していけばモロバレルは問題ないと判断した為採用。

 

この構築の2枚目のZ枠。環境にランドロスガオガエンが蔓延していると前々から耳に入れていたのでどちらにも弱点を突けるオニシズクモを採用した。ゲンガエンジャラブルル構築に積極的に出すことが多く、@2にカビゴンが居る場合やピンチベリーを持っているであろうポケモンに対してとても強かった。

コケコとの2Zで撃ち分けのタイミングで迷うとライジングさんはEMOLGAMEの記事で書かれていたが、予め調整段階でゲームプランを考えておけばそれに悩むことが少なくなるので、個人的にはあまり難しいと感じなかった。雑にトリルアタッカーとしても使えるので選出機会こそ少なかったが、選出した時には大きく役割を遂行してくれた。

 

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フシギバナフシギバナイト

性格:呑気 葉緑素→厚い脂肪

187-*-127-130-130-76 (252-*-100-60-96-0) *S0個体

メガフシギバナ187-*-171-150-152-76

HB:A183ガオガエンフレアドライブ確定3発 74~90ダメージ(39.5%〜48.1%)

   A216メガメタグロスアイアンヘッド確定3発 75~88ダメージ(40.1%〜47%)

     C200眼鏡カプテテフの眼鏡サイコショック15/16耐え 158~188ダメージ(84.4%〜100.5%) 

HD:晴れ下で最速リザードンYのオバヒ確定耐え 152~182ダメージ(81.2%〜97.3%)

     c222ギルガルドのゴーストZ+影打ち確定耐え 70.5%〜83.4%+12.8%〜14.9%

C:149-97のカプ・コケコをヘドロ爆弾で確定1発

S:最遅

技構成

ギガドレイン:一致遂行技。宿り木を絡めたダメージレースを仕掛ける際に有利を取るため

ヘドロ爆弾:一致遂行技。コケコなどのフェアリーへの打点として

宿り木の種:相手をラスト2の状態にした所でこの技を絡めて耐久しながらダメージレースを仕掛ける

守る:宿り木による耐久をする際にターンを稼いで回復量を増やす為

 

2体目のメガ枠。まえがきでも前述した様に環境にいるレヒレグロスに強く出る為に採用した。

このポケモンは元々はカプブルルだったのだが、メタグロスガオガエンに弱点を突かれることで役割対象であるカプレヒレに触ることが難しかったことやきちんと役割遂行を行えずに落ちていくことに納得ができなかった。モロバレルなど様々な草枠を探したが、きちんと受けることができてかつ自身の役割を遂行することのできるメガフシギバナが自分の探していた理想像と一致していたことから納得して採用ができた。

耐久調整を見ていただければわかる通りこのポケモンは耐久が非常に優れているポケモンである。

ガオガエンからなどの抜群技なども余裕を持って受けることができ、宿り木+守るなどを絡めた耐久を行えば宿り木で回復する総量>相手から受けるダメージの総量 ということも珍しくなくロングゲームを見据えた試合で非常に信頼を置いていた。

対レヒレグロス戦ではフシギバナでは受けるのが厳しいポケモンを他のポケモンで落とし、ラスト2で交代ができない状況にしてフシギバナの宿り木で詰めるというゲームプランをほぼ毎試合遂行していた

ヒレグロス戦以外でもメガメタグロスが選出しにくい構築に対してこのポケモンを選出していた。

Sラインが最遅である理由は、構築のS操作がトリックルームのみであることから変にSに努力値を振るより耐久に割いた方がこのポケモンの強みを活かせると考えと、このSであればトリックルーム下で無振りガエン(勇敢は考慮しないものとする)の上を取ることができる という理由からSラインを最遅とした。

 

選出パターンと立ち回り

基本選出

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f:id:kamui1226:20180603153320p:plain+@1

@1はオニシズクモorガオガエンから選択。

相手の構築に刺さっている方を選択する。どちらを選択してもパワーが高いので自分で回してこっちの方が刺さっているなと思う方を選出することを勧める。

 

対ゲンガエンジャラブルル

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f:id:kamui1226:20180603134913p:plain+f:id:kamui1226:20180603145204p:plainorf:id:kamui1226:20180603153320p:plain

このptだと初手ゲンガー+ガオガエンが予想されるためこの選出。

初手にゲンガー方向に地団駄、ガオガエン方向にミズZを打ち込み、両方落としにいく

後はコケコで裏のジャラランガへの対応をして詰めていけば基本的に勝てる。

メタグロスがゲンガーのシャドーボールを耐えるので余裕を持って立ち回りができるのでかなり有利なマッチアップとなっている。

ゲンガエンジャラブルル@2の枠にピッピとカビゴンが組み合わされている構築には

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という構築では初手に上記の並びで投げてくるのをよく見受けられた。しかし初手から何故かピッピが守ってこない構築がとても多くメタグロスでピッピ方向にアイヘ、Mゲンガー方向にミズZを初手に撃てば大体吹き飛ぶので甘えた立ち回りをしてくる相手を咎めるようなプレイをしていくことで有利に試合を展開することができる

 

対レヒレグロスバンギサンダー@2

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JCS後半レヒレグロス構築と頻繁にマッチングし何度もこの並びで勝利してきた選出

メガフシギバナの個体解説で前述した通り、メガフシギバナが受けることのできない邪魔なポケモンを早々に処理し、ラスト2対面で交代できない状況を作った所でフシギバナの宿り木+守るを絡めて耐久勝ちを狙う。耐久する前に予め威嚇を撒くことでダメージ計算以上に耐久をすることが可能なのでその状況に持ち込むことも意識しながら試合をしていくことが望ましい

 

対リザYカビクレセ

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猫トリルからのトリル展開スタートを目指したい。

クレセリアと初手で対面してしまった場合トリルを押さずにクレセ方向に叩き落とすをしたりして相手の様子を見ることを念頭に置きながら試合を進める

クレセの横バックカビゴンが一番の裏目で、腹太鼓をされてしまうとそれだけでゲームが終わってしまうことが考えられるのでとにかくカビゴンに気を遣いながら試合を進めていくことが望ましい。

オニシズクモで虫食いをするかガオガエンで叩き落とすをするとかなり有利な展開が期待できる。
コケコを選出しないのはリザランドガエンに対してはポリ2が基本的に役割を持ってくれるので選出する必要がないと感じたため非選出。

 

対雨

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ナットレイ入りの構築には必ずガオガエンを選出することを意識する

ペリッパーがとにかく厳しいのでペリッパー入りには不利なマッチアップ。

初手フシギバナ守る、ポリ2でトリックルームをして苦手なポケモンを処理し、メガフシギバナで耐久勝ちを目指すことを意識する。

ナットレイペリッパーの処理に手こずるとかなり厳しくなってしまうがサイクル上雨にこちらの攻撃が中々通し辛くなってしまう為かなり立ち回りが不安定となっているため、対雨にはもう一度立ち回りを練っていきたい。

対カメツルギドーブル

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JCS前カメツルギの存在を認識していなかった為、本番で確立させた選出を立ち回りとなっている。

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初手にドーブルカミツルギを投げてくることが多いと感じたのでそれに対する立ち回り

初手カミツルギ方向にデンキZ、ポリ2はトリックルームを選択。

こうすることで

コケコ方向に猫騙し→ポリ2のトリックルームが起動でき、次のターンから上を取ることで制圧が可能

ポリゴン2方向に猫騙し→コケコのデンキZがカミツルギに直撃するので一方的なアドバンテージを得られる

といったどちらに転んでもこちら側が有利な状況を作り出すことができる。

これはカミツルギの横がカメックスであった場合も同様で追い風Zをされることが大きな負け筋を拾うことになってしまうので、カメックスに撃ちたい気持ちがあっても絶対にカミツルギにデンキZを撃つ事を意識すればまず勝てるマッチアップ、立ち回りとなっている。

 

対コケコグロス

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まず負けないマッチアップ

初手にグロス方向にデンキZを打ち込み、ポリ2は適当にその場に合わせて技を選択する

現環境のグロスはc147コケコのEFデンキZを耐える調整が施されている為、コケコの前で耐える前提で動いてくることがほとんどで、この手のグロスは守るが採用されていない為確実に落とすことができる

メガ枠を失ったことで相手のパーティーパワーが格段に落ちるので変なプレイングミスさえしなければそのまま有利に試合を進めることができる。

ラス1で残ったメガフシギバナアイアンヘッドで2連続動けなくて宿り木を撒けなくて負けかける試合があったが、そこから巻き返せるほどの力は持っているのでこの手の構築はまずカモと見て良いだろう

総括
今年もジャパンカップお疲れ様でした。

筆者は普段ポケモンをしていない為、JCS直前にひたすら環境にあった構築を模索して調整、試行錯誤を重ねてこの形に辿り着きましたが、自分の力が足りず後もう一歩の所で予選抜けすることができませんでした。この構築を一緒に使っていたジョンソンさんもランキング65位で繰り上がりで予選抜けあるだろ!というラインまで来たのですが予選抜けすることができませんでした

今年は何故か予選落ちしても悔しいという気持ちがあまりなく、後日行われたRAGEでday1落ちをした時の方がショックが大きく、真剣に取り組んでいる物ほど負けた時に大きなショックを感じるんだと不思議と思うようになりました。

毎年密かに努力をしながらポケモンをしていましたが、自分のプレイヤーとしての限界はここなのかなと思います。リアルが忙しかったり普段はシャドウバースに時間をかけているので、ポケモンをする機会がもうほぼ無いと自分の中では考えていますが、また何かの縁があればポケモンするかもしれないのでその際は誘ってくれればなと思います

長くなりましたが記事をご覧くださりありがとうございました。

そして今年一緒にポケモンをしてくれたジョンソン君、くろの君ありがとう。

 

質問などありましたら@yuki_kamuipokeまで
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JCS2017使用構築 GACT+カイリュー【最高レート1687】

 

こんばんは。神威です

 

JCS参加された方々はお疲れ様でした。

今年は今までの中で一番力を入れたルールでしたが、思うように結果が振るわず予選抜けはできませんでした

今回はJCSの日程ABで使用した構築を今年のルールの自分の結論ではありませんが、まとめとして書こうと思います。

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~構築経緯~

このルールに取り組み始めて少し経ってからCHALK構築の様にGACT構築が強いと考えていたためその4枚から構築がスタート。そこから補完となる残りの2枠をShowdownなどを用いて模索をしていた。

 

個別解説でも後述するがこの手の構築のジメンZガブの使用感が個人的にあまり良くなく、上から制圧が可能なスカガブを採用することでイージーウィンを狙いやすくなった。ガブリアスで終盤のゲームを制圧していくにあたって障害となる巻き込み地震をの被弾を極力減らすために浮いているポケモン+神速で上から縛ることのできるカイリューを採用。

ただ上から殴る構築だけになるとポリゴン2ヤレユータンなどのトリックルーム展開が厳しいと考え、対トリル枠にカビゴンを採用し構築が完成。

カビゴンの枠は元々ギガイアスだったのだが、スカガブの地震に巻き込まれてしまうことを考えると横で気にせず鈍いを積みながら受けられることや選出パターンを自ら狭めたくなかったという理由からカビゴンの方が適役だと考えカビゴンを採用した。

 

個別解説

 

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ガブリアス@拘りスカーフ

陽気 鮫肌

ドラクロ/地震/毒突き/岩雪崩

183-182-116-81-105-169

 

この構築のフィニッシャー。

基本的に裏に控えて終盤に出して上から制圧をしていくポケモン

前述した通りこのルールにおけるジメンZガブリアスの使用感があまり良くなく、火力も期待値以下であったことからこのポケモンにZ枠を任せるのは弱いと感じた為スカーフでの採用。

グロリアのラスチャレでは意地っ張り個体を使用したが、スカガブミラーで性格の差でゲーム落としたことから陽気に変更。

陽気に変更したことで威嚇受けてない状態でのダブルダメ地震ではHに振っているウインディを落とせないというデメリットが生まれたが、それ以外では特に火力が足りないと感じる場面はほとんどなく、ガブミラーでのS負けをする可能性を極力減らし上から安定して雪崩や地震などを撃てていたことから陽気で正解だと考えている。

 

 

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ウインディ@突撃チョッキ

意地っ張り 威嚇

フレドラ/ワイルドボルト/神速/地ならし

181-171-101-x-102-136

 

HD C200カプテテフの眼鏡フィールドサイコキネシス確定耐え
S 地ならし一回で最速130族+2

 

 

この構築の威嚇枠と若干のS操作役

物理、特殊方面共に耐久面に優れているポケモンで今回のルールで使用されるウインディの型の中で一番気に入っていた型である

地ならしをすることで、相手に追い風をされてもガブリアスより遅いポケモンは裏から出したスカガブで倒せるためあらゆる場面で活躍をしてくれた

しかし、Aを少し削ってしまっていることから火力が微妙に足りない点は物足りないと感じた。

 

配分はライジングさん(@light_Ragnaros)のEMOLGAME : 【WCSレート2060 最終1位】弱点保険レヒレ+凍風キュウコンを参考にした。

 

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テッカグヤ@ソクノの実

意地っ張り ビーストブースト

ヘビボン/ワイガ/宿り木/守る

199-154-124-x-139-82

 

A 183-116ガブリアスを両方最低乱数以外で2発(49.7%~59%)
 191-150ギガイアスを確定2発(50.3%~59.7%)
 A-1で145-95カプテテフを確定1発(100.7%~120%)
H-B 205ギガイアスストーンエッジ岩Z確定耐え(84.4%〜99.4%)
D 余り

 

このルールにおいてウインディと並んでとても信用の厚いポケモン

高い耐久を持ち、宿り木を用いることで粘り勝つ戦術も取ることができる。

このルールにおける範囲技は追加効果を持つものが非常に多く、運負けを最大限に回避したいという理由からワイドガードを採用した。

ワイドガードテッカグヤは一定数いるという感覚でしかなく、本番ではキュウコンバイバニラが想像以上に多く、テッカグヤの前で吹雪を撃ってくるプレイヤーがほとんどだった為ワイガを読まれるケースは少なかったことからワイドガードの採用は間違いではなかったと私は考えている。

グロリア直前まで最速カミツルギキュウコンを抜くことのできるニトチャ型を採用していたが、トリル下のギガイアスを耐えて返しの攻撃で勝てた場面があったことやコケコの10万ボルトZを耐えることに魅力を感じたため1週間前から個体を変更しその後この個体を愛用していた

放射を採用しなかった理由としてはカグヤツルギ以外で使う場面がほとんど無かったことやコケコやウインディカイリューなど他の取り巻きで処理すれば良いという理由から不採用に至った。

 

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カプ・コケコ@デンキZ

臆病 エレキメイカー

10万ボルト/めざめるパワー(地面)/マジカルシャイン/守る

 145-x-105-147-96-200

この構築の削り役。初手でこのポケモンの横に並べたポケモンで如何に削って裏のガブリアスに繋ぐかが勝利のカギとなってくる

元の枠は放電だったのだが横のポケモンガブリアスで無い限り放電に巻き込まれてしまうことや、トゲデマルやガラガラなどの避雷針持ちによる10万Z透かしをされることを嫌ったことからワイドガードなどにも引っかからずに確実に処理ができるめざめるパワー地面を採用。

実際にガラガラを一撃で落とせるほどの火力はないが、ガラガラの前での行動パターンを増やせたのは大きなメリットだった。

めざ地面を採用したことによるデメリットとして、トゲデマルギャラドスの並びでの崩しが難しいと感じたことからこの枠の選択は人それぞれになるだろう。

 

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カイリュー@拘り鉢巻

意地っ張り マルチスケイル

ドラゴンクロー/炎のパンチ/滝登り/神速

167-204-115-x-120-132

 

この構築でコケコの横に並べての削り役+ゴリラ枠。

コータスドレディアや雨が多いと予想したことからそれらに強く出ることのできる様に採用した

このポケモンTwitterでお世話になっているリップル君【@Ripple110514】からラスチャレ前にスカーフガブリアスの横に並べるポケモンは天候にも強いカイリューが強いよと教えてくれたことからこのポケモンを採用した。

実際に使用してみるとゲームの終盤に裏から出てきたガブリアスと並べることで巻き込み地震を気にせず鉢巻神速などを上から高火力を相手に押しつけられることにとても魅力を感じた為そのままptに組み込む形となった。

ガブカイリューと並べると吹雪などが重くなりがちだが、ワイガカグヤで大部分を解決してくれたことからそこまで気にならなかった。

技は神速ドラクロまでは確定で残りの技は選択で環境ごとに変更していた

炎のパンチ…カミツルギテッカグヤドレディア

滝登り…ガラガラ、ウインディギガイアス (怯み狙いでポリ2)

雷パンチ…オニシズクモミロカロスカプ・レヒレテッカグヤ

 

雷パンチを切った理由として

・コケコと同じタイプの技を撃つことで避雷針に吸われるリスク

・初手に出てくるカミツルギが若干重かったこと

これらの理由から雷パンチを炎のパンチに変更した。

 

滝登りは環境に多いウインディギガイアスに大きな打点を持てることや追加効果の怯みによるワンチャンを掴めるなどの利点から採用

 

JCSでの前半の試合で変なことを考えずこのポケモンでイージーウィンができた試合がいくつかあったことからこのポケモンを教えてくれたリップル君には感謝している。ありがとう。

鉢巻神速 is GOD

 

 

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カビゴン@フィラの実

勇敢 食いしん坊

恩返し/10万馬力/鈍い/リサイクル

246-160-116-x-137-31(S0)

 

対トリル枠

ガブの巻き込み地震を気にせず鈍いを積めることや木の実込みでの耐久指数がとても高いことを評価して採用

欲張って捨て身ワイルドボルトも考えたがウツロイドやガラガラへの打点を失うことは致命的だと考え一般的な型とした。

腹太鼓カビゴンが出てきた瞬間に涙を流す

特にこれ以上説明することもない強ポケ。

 

基本選出

先発:コケコ+カイリューorテッカグヤ

後発:ガブリアス+先発で出さなかった方orカビゴン

 

コータスドレディア

先発:コケコ+ウインディ

後発:カビゴン+取り巻きを見て判断

 

基本的に上の選出で対応が利きやすい。

何か抜けているptへの選出があればその都度更新をする

 

構築の内容としては以上になります。

 

~まとめ・雑感~

日程ABの戦績ですが

日程A メイン15-3 1671

日程B メイン最高1687(17行きたくて欲張ったら死んだ) サブ:死亡

 

となります。裏で色々調整をしていたので本番でも安定して勝てていたことから完成度は高い方なのではないのかなと思います。

他の日程ではドーブル構築を使いました。

 

冒頭でも述べましたが今年は今までで一番力を入れていたルールだったことから抜けられなかったことに自分の弱さや不甲斐なさを感じています。

プレイヤーとしての地力や奇抜な発想を生み出せる柔軟な思考力が足りなかったこと、勝利への運が足りなかったこと。

色んな意味で自分に足りなかった物が見えてきた様な一年だったと思います。

 

今年の春から大学生となり新生活に慣れるためや友人関係をもっと深めたいなど様々な諸事情からポケモンからしばらく離れると思います。

復帰した際には温かく迎えてくださると嬉しいです。

 

質問などがありましたらTwitter @kamui_poke1226 にリプライをください

 

SDテキスト

Garchomp @ Choice Scarf
Ability: Rough Skin
Level: 50
EVs: 252 Atk / 4 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Dragon Claw
- Rock Slide
- Earthquake
- Poison Jab

Tapu Koko @ Electrium Z
Ability: Electric Surge
Level: 50
EVs: 252 SpA / 4 SpD / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Thunderbolt
- Hidden Power [Ground]
- Dazzling Gleam
- Protect

Arcanine @ Assault Vest
Ability: Intimidate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 124 HP / 204 Atk / 4 Def / 12 SpD / 164 Spe
Adamant Nature
- Flare Blitz
- Wild Charge
- Extreme Speed
- Bulldoze

Celesteela @ Wacan Berry
Ability: Beast Boost
Level: 50
EVs: 212 HP / 148 Atk / 4 Def / 140 SpD / 4 Spe
Adamant Nature
- Heavy Slam
- Wide Guard
- Leech Seed
- Protect

Snorlax @ Figy Berry
Ability: Gluttony
Level: 50
EVs: 84 HP / 124 Atk / 248 Def / 52 SpD
Brave Nature
IVs: 0 Spe
- Return
- High Horsepower
- Curse
- Recycle

Dragonite @ Choice Band
Ability: Multiscale
Level: 50
EVs: 4 HP / 252 Atk / 252 Spe
Adamant Nature
- Dragon Claw
- Fire Punch
- Extreme Speed
- Waterfall

 

【VGC2017】第9回ぽちゃオフ使用構築 レヒレバルジーナ

 

気が向いたのでメモ程度に構築記事を書こうと思います

 

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画像は拾い物なので適当です

 

予選モクローリーグ4-4 予選落ち

 

最近まで学業を優先していたため忙しく、ほとんどレートに潜れていない状況でのオフだったので勉強しに行くつもりで今回のオフに臨みました。

ほとんど環境もわからず今までの様に環境を読んでの自分の肌に合った構築が組めずに困っていました。

今回のルールで運要素は確かにORASの環境に比べて減りましたが、私自身の運があまり良くないためその悪運による最低限の事故と追加効果で引いた状態異常による負けを防ぎたかったためカプ・レヒレの採用。横に並べるポケモンとしてS操作ができてかつ苦手なトリックルームに対して挑発が打てるバルジーナの採用から構築がスタートしました

 

では個別解説

 

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ガブリアス@こだわりスカーフ

意地adS

ドラゴンクロー 岩雪崩

どくづき 地震

今回の戦犯その①

苦手なキュウコンやカプコケコの上を取れることや裏から終盤のフィニッシャー性能が強そうだったので採用

しかしこの判断が甘く、バルジーナを失った瞬間他のポケモンが地面抜群の為、安易に横を巻き込んでの地震ができなくなり岩雪崩を打つマシーンとなっていました。スカガブを採用するならこの点に注意するべきだと感じた。

A…余り

D…ウツロイドのめざ氷耐え

S…準速。

 

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バルジーナ@ミストシード

穏やかHD

追い風 イカサマ

挑発 羽休め

 

 

S操作や挑発など横でのサポートが強かった。

サイコシードによりD+1となるとC特化コケコの10万Zまで耐えるので確実に追い風を貼る駒として採用

しかしこのメリットがある反面、バクアを採用していなかったため相手の特殊アタッカーに放置されていると逆に辛い場面があった。相手にどくどくがあると羽ではどうしようもなくなるため、羽休めを切ってバクアを採用しても良いと思う

 

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カプレヒレ@こだわり眼鏡

控えめhCs

濁流 熱湯

ムンフォ 黒い霧

 

C…ぶっぱ

S…ミラー意識

 

今回の最大の戦犯

眼鏡を持たせることで火力は申し分なく、フィールドの恩恵により追加効果を引くことが少なかったので使用感としては良かった。

 

ここまではよかった

 

元々持っていた悪運がここに集まり、濁流両外しをするなど一番恐れていたことが起きてしまった。実際に濁流ではなく熱湯を押していたら勝っていた試合もありとても残念だった。しかしこの技で1試合拾えたこともあったので自分の運に自信があれば使うといいと思う。自分は二度と使いたくない

 

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ウインディ@珠

意地AS

フレドラ ワイルドボルト

神速 守る

このルールのウインディは個人的に鉢巻でこだわらせるよりも撃ち分けが可能な方が強いと感じた為珠での採用

火力は申し分なく威嚇を撒ける点でも優秀だっただがSラインが怪しいと感じたのでもう少し耐久に割いた型でも良かったと思う

 

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カミツルギ@カクトウZ

陽気AS

リフブレ 聖剣

スマートホーン 守る

 

トリルしないポリ2やカビゴンが面倒だったので一撃で葬ることのできるカクトウZを採用。今回のシコ枠

実際トリル下で悠長に腹太鼓していたカビゴンを一撃で葬って勝った試合はあるがそのインパクトが強すぎてそれ以外何もこいつに今回の印象が残ってない

 

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ギガイアス@突撃チョッキ

勇敢had

雪崩 地震

ヘビボン エッジ

 

1回目の関東リージョナルで優勝された方の構築ののギガイアスを調整をそのまま拝借いたしました

対トリル対策や天候を奪える点と、その天候を取られがちなコータスにもある程度強く出られるので使用感としてはとても良かった。こいつの障害となるポケモンを取り除き、残りをこのポケモンでダメージを与えていく試合もあった

 

以上となります。

 

まとめ

 

まともにレートを潜れていない状態でのオフだったので自信はなかったが負け越すことはなかったがあと1勝で予選抜けできたのでもっと頑張らないといけないべきだと感じた。

環境を読むことができず、それに合った構築が組めていなかったこと、この構築自体に欠陥が多々あった為欠陥をレートなどに潜って見つけることでそれをなるべく潰すことをしていくべきだと感じた。

 

~最後に~

オフに向けてフレ戦をしてくださった方々ありがとうございました

SMではまだまだ納得いくレベルまで勝ててないのでレート、オフ共に勝てる様に更に頑張って行きたいと思います。

 

 

SMの着せ替えにBWのメイみたいな髪型を出せええええええええ

 

おわり

はじめに

ご閲覧ありがとうございます

初めましての方は初めましてですね。

普段twitterでは神威(@kamui_poke1226)というHNで活動を行っております

 

定期的に使用構築など色々書こうを思っております。

見づらい文章かもしれませんが見ていただけると幸いです

 

また、twitterではまだまだポケ勢のフォロワーの方を募集しております

気になった方は積極的にフォロバしていきますので@kamui_poke1226 までお気軽にフォローをどうぞ!